MT4/MT5を動かすVPS

最終更新: 2026-07-30

国内のFX専用VPSは月2,000〜4,000円が相場です。海外VPSなら半額以下にできますが、Windowsの扱いという固有の論点があります。

当サイトは各VPS事業者のアフィリエイトプログラムに参加しており、リンク経由でのお申し込みにより報酬を受け取る場合があります。ただし掲載順位・評価・実測データは編集方針と計測結果のみに基づいており、報酬額による優遇は一切行いません。日本リージョンが無い事業者や、報酬が発生しない事業者も同じ基準で掲載しています。

最初に決めること:WindowsかLinux+Wineか

MT4/MT5はWindows向けのソフトです。VPSで動かす方法は2つあります。

方式追加費用手間安定性
Windows VPS月$16前後のライセンス費少ない公式サポート内
Linux + Wineなし導入作業が必要実績豊富だがサポート外

費用差が効きます。 海外VPS本体が月$6でも、Windowsライセンスが月$16なら合計$22(約3,400円)です。これでは国内のFX専用VPS(月2,000〜4,000円)との価格差がほとんどなくなります。

構築の手間を避けたい、日本語サポートが欲しい、という場合は素直に国内のFX専用VPSを選んだほうが幸せです。当サイトは海外VPSを扱っていますが、この用途では国内専用VPSが合理的なケースもあると正直に書いておきます。

必要スペック

EAは軽量ですが、MT4/MT5のインスタンスを複数立ち上げると積み上がります。

構成推奨RAM備考
MT4 1つ、EA数個2GB最小構成
MT4 2〜3つ4GB一般的
MT4 4つ以上、複数口座8GB〜チャート数にも比例

チャートを多く開くとメモリを食うので、不要なチャートは閉じるのが基本です。Windowsを使う場合はOS自体が2GB程度消費するため、その分を上乗せしてください。

CPUはvCPU 2コアあれば十分です。バックテストを大量に回すなら別ですが、それは手元のPCでやったほうが速くて安上がりです。

レイテンシ:測るべきはブローカーのサーバー

ここはトレードBotのページと同じ論点です。

重要なのは自宅からVPSまでの距離ではなく、VPSからブローカーの取引サーバーまでの経路です。

多くの海外FXブローカーは、取引サーバーをロンドンかニューヨークに置いています。この場合、東京リージョンを選んでも結局そこまで出ていくため、東京が最速とは限りません

測り方

MT4のツールバーに表示される ping 値(右下のミリ秒表示)が最終的な判断材料ですが、契約前でも次で当たりを付けられます。

# ブローカーのサーバーアドレスへ(MT4の接続先に表示されるホスト名)
ping -c 50 <ブローカーのサーバーホスト>
mtr -r -c 20 <ブローカーのサーバーホスト>

当サイトの実測では、東京から欧州が224〜233ms、米国東海岸が141.7msでした。この数字を踏まえてリージョンを選んでください。

サービスリージョン平均RTT最小ゆらぎロスホップ
Linode (Akamai) 東京 (jp-tyo-3)
1.6ms
0.7 1.2 0% 9
Vultr 東京 (nrt)
1.7ms
0.4 2.2 0% 7
Oracle Cloud 東京 (ap-tokyo-1)
2.9ms
1.8 1.6 0% 8
Vultr 大阪 (osa)
7.9ms
6.5 1.6 0% 9
Linode (Akamai) 大阪 (jp-osa)
8.6ms
8.0 0.8 0% 17
Oracle Cloud 大阪 (ap-osaka-1)
9.2ms
8.5 1.7 0% 6
Vultr ソウル (参考)
32.9ms
31.4 1.6 0% 10
Hetzner シンガポール (sin)
67.3ms
67.0 0.2 0% 6
Linode (Akamai) シンガポール (参考)
68.0ms
67.3 1.1 0% 10
Vultr シンガポール (参考)
71.6ms
67.9 3.6 0% 9
DigitalOcean シンガポール (sgp1)
75.3ms
74.3 2.1 0% 13
Vultr ロサンゼルス (参考)
107.5ms
107.0 0.6 0% 9
DigitalOcean ニューヨーク (nyc3)
141.7ms
140.6 1.2 0% 16
Vultr アムステルダム (参考)
224.5ms
223.4 1.6 0% 15
Hetzner フィンランド (hel1)
228.8ms
228.3 0.7 0% 14
Hetzner ドイツ (fsn1)
233.4ms
228.5 5.7 0% 11

計測日時: 2026-07-30T18:06:39+02:00 / 計測地点: 日本国内(東京) / ICMP ping x15 + MTR x5。計測方法の詳細

選択肢

Contabo 東京 — Linux+Wineで最安

8GB RAM / 4vCPU が €4.99(約840円)。国内FX専用VPSの4分の1程度で、EAを複数動かす余裕があります。日本リージョンがあり転送量も無制限です。

時間課金がないので最低1ヶ月分は発生しますが、24時間稼働させる用途なので問題になりません。むしろ常時稼働前提ならContaboの月額固定が有利です。

ContaboPR8GB RAMが€4.99。24時間稼働のEA運用に向く
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Vultr — Windowsイメージと時間課金

Windowsイメージが選べるうえ、時間単位課金なのでリージョンの実測比較がしやすいのが利点です。ブローカーのサーバーがどこにあるか分からない場合、東京・ロンドン・ニューヨークに1台ずつ立てて数時間測り、勝ったところだけ残すという進め方ができます。

Windowsライセンス分の追加費用はかかるので、最終的な月額は上がります。

避けるべき選択

運用のチェックリスト

監視は必須です。 EAが止まっていることに数日気づかなかった、というのがこの用途で最も多い損失パターンです。

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常時稼働ならContabo東京が最安

8GB RAM / 4vCPUが€4.99。月額固定・転送量無制限で、24時間動かし続けるEA運用に最もコストが低い構成です。

  • 日本リージョン: 東京
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よくある質問

MT4を動かすのにWindowsは必須ですか

必須ではありません。LinuxのVPSにWineを導入してMT4/MT5を動かす構成は広く使われており、動作も安定します。ただし公式サポート外なので、トラブル時は自力で解決する必要があります。手間を避けたいならWindows VPSを選んでください。

海外VPSのWindowsライセンスはどうなりますか

多くの海外VPSではWindowsイメージが有料オプションです。月$16前後の追加費用がかかることが多く、これを含めると国内のFX専用VPSとの価格差は縮まります。Linux+Wineなら追加費用はかかりません。

国内のFX専用VPSと比べてどうですか

国内FX専用VPSは月2,000〜4,000円が相場で、MT4導入済み・日本語サポート付きという価値があります。海外VPSはLinux+Wineなら月800円前後まで下がりますが、構築と運用は自力です。時間を金で買うかどうかの判断になります。

東京リージョンを選べばいいですか

ブローカーのサーバーがどこにあるかによります。多くの海外FXブローカーはロンドンかニューヨークにサーバーを置いているため、東京リージョンが最速とは限りません。必ず実測してください。

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