Claude Code / AIエージェントを常駐させるVPS

最終更新: 2026-07-30

ローカルのMacを閉じてもエージェントを走らせ続けたい。そのためにVPSへ移すとき、何をどれだけ用意すればいいのかを具体的な数字で整理します。

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Claude Code のようなコーディングエージェントをVPSに置く動機は、だいたい共通しています。ローカルのマシンを閉じても走り続けてほしい、複数のプロジェクトを並行させたい、あるいは自宅の回線やマシンに縛られたくない、といったところです。

必要スペックの現実

エージェント本体は驚くほど軽量です。実際にメモリを食うのはエージェントが起動する側です。

用途推奨RAM実際に消費するもの
単一プロジェクト・軽量な言語4GBエディタ相当のプロセス、gitなど
一般的な開発(Node/Python)8GBnode_modules、テストランナー、LSP
Dockerを併用8〜16GBコンテナ、ビルドキャッシュ
複数プロジェクト並行16GB〜上記×プロジェクト数

4GBは下限、実用は8GBと考えてください。特にNode.jsのプロジェクトは node_modules の展開とTypeScriptの型チェックで簡単に数GBを消費します。

ディスクは思ったより要る

見落としがちなのがディスクです。

  • リポジトリ本体: 数百MB〜
  • node_modules / .venv: プロジェクトあたり0.5〜2GB
  • Dockerイメージとレイヤー: 5〜20GB
  • ビルドキャッシュ、ログ: 数GB

最低50GB、Dockerを使うなら100GBを見ておくと安心です。25GBのプランを選ぶと、3ヶ月後にディスクフルで詰まります。

CPUは意外と効かない

エージェントの推論はAPI側で行われるため、手元のCPUはほとんど遊んでいます。CPUが効くのはビルドとテストの実行時です。vCPU 2〜4コアあれば十分で、そこに金をかけるならRAMとディスクに回したほうが体感は良くなります。

日本リージョンは必要か

運用スタイルで決まります。

逆に、tmux でセッションを張って走らせ、結果だけを時々見に行く運用なら、レイテンシはほとんど関係ありません。この場合はコスパ最優先で選べます。

実測値は実測データのページで公開しています。

具体的な選択肢

コスパ最優先 — Contabo 東京

8GB RAM / 4vCPU / 100GB NVMe が €4.99(約840円)。日本リージョンがあり、しかも日本は転送量無制限です。この用途に対して、価格性能比では他社が追いつけません。

引き換えに、時間課金がないこと(最低1ヶ月分は発生)と、共有環境なので性能にブレがあることは織り込んでください。サポートの応答も遅いので、自力で解決できる人向けです。

ContaboPR8GB/100GB NVMeが€4.99。東京リージョンで転送無制限
公式で料金を見る

バランス重視 — Vultr 東京

同スペックだとContaboより高くつきますが、時間単位課金が効きます。「とりあえず立てて、合わなければ数時間で捨てる」ができるので、最初の1台としては試しやすい選択肢です。UIもシンプルで詰まりにくいです。

日本リージョン不要ならHetzner ARM64

CAX21(4vCPU / 8GB / 80GB NVMe)が €6.49。ARM64ですがClaude Codeもほとんどの開発ツールも問題なく動きます。転送量20TB込みで、ネットワーク品質も価格に対して異常に高いです。

ただし最寄りがシンガポール(実測68ms)なので、対話的なSSH作業には向きません。バッチ的に走らせる用途に絞るべきです。

構成の実例

8GBプランで実際に組む場合の目安です。

# 1. 作業用ユーザーを作る(rootで動かさない)
adduser dev && usermod -aG sudo dev

# 2. スワップを確保する(メモリ不足でのOOMを緩和)
fallocate -l 4G /swapfile && chmod 600 /swapfile
mkswap /swapfile && swapon /swapfile
echo '/swapfile none swap sw 0 0' >> /etc/fstab

# 3. tmux でセッションを永続化
apt install -y tmux
tmux new -s agent

スワップは必ず入れてください。ビルド時の一時的なメモリ急増でプロセスが強制終了されるのを防げます。

セキュリティ設定はこちらのガイドにまとめています。SSHを公開した瞬間から総当たり攻撃が来るので、鍵認証とファイアウォールは初日に済ませてください。

用途別の比較

用途推奨RAM候補選び方のポイント
Claude Code / AIエージェント常駐 4GB VultrContaboLinode (Akamai) 常時稼働のエージェントを置く。RAMとディスクI/Oが効く
ローカルLLM (Ollama等) 16GB ContaboHetznerOracle Cloud CPU推論なら大容量RAM、速度が要るならGPU
トレードBot (Hyperliquid/DEX) 2GB VultrLinode (Akamai) 取引所APIへのレイテンシが収益に直結
FX自動売買 (MT4/MT5) 4GB Contabo Windows VPSが必要。24時間安定稼働が前提
セルフホスティング 1GB VultrContaboLinode (Akamai) ブログ・Nextcloud・Gitea等。コスパ優先で選べる
ゲームサーバー (Minecraft等) 4GB Vultr 同時接続数×RAM。日本リージョン必須

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この用途ならContabo東京が最安

8GB RAM / 100GB NVMe が€4.99。日本リージョンがあり転送量も無制限で、エージェント常駐という用途に対して最もコストが低い選択肢です。

  • 日本リージョン: 東京
  • 最安 €4.99〜 / 月単位(時間課金なし)
  • スペック単価が圧倒的。8GB RAMが€4.99から

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よくある質問

Claude Codeを動かすのに必要なメモリはどれくらいですか

最低4GB、快適に使うなら8GB以上を推奨します。エージェント自体は軽量ですが、実際にはビルドツール・テストランナー・Dockerコンテナが同時に動くため、そちらがメモリを消費します。

日本リージョンは必要ですか

SSHで対話的に操作するなら、あったほうが快適です。往復220msの欧州リージョンではキー入力の反映に明確な遅れを感じます。ただしtmuxやscreenで走らせて結果だけ見る運用なら、日本リージョンでなくても支障はありません。

ARM64のVPSでも動きますか

動きます。HetznerのARM64プランは同スペック帯で最安クラスなので、コスパを重視するなら有力です。ただし一部のツールやDockerイメージがARM64に対応していないことがあるため、依存関係は事前に確認してください。

月いくらくらいが目安ですか

8GB RAMのプランで月800円〜2,000円程度です。Contabo東京の8GBプランが€4.99(約840円)で最も安く、Vultrの同等プランは$24(約3,700円)程度になります。

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